完成見学会まであと2週間!印刷会社が提案したあえて「紙を使わない」解決策

みなさま、おはようございます!
高知で70年続く印刷会社、近森謄写堂の3代目、近森純一郎です。

さて、今回は最近いただいたあるご相談について、少しお話しさせてください。

完成見学会まであと2週間。どう集客する?

先日、取引先の建築会社さんから切実なご相談をいただきました。
「新しくお家が建ったので、完成見学会の案内を出したいんです。
でも、実は開催まであと2週間しかなくて……。
近隣の方に告知するには、やっぱりポスティングが良いでしょうか?」

お話を伺うと、その会社にしかできない素晴らしいこだわりが詰まった新しいお家でした。
なんとしても多くの方に足を運んでいただき、その魅力を体感してほしいという熱い想いが伝わってきます。

通常、特定の地域にお住まいの方へお知らせを届ける場合、チラシのポスティングは非常に有効な手段です。ネットを見ない層にもアプローチできますし、食卓の上でご家族揃ってゆっくり見てもらえるという、紙ならではの確かな良さがあります。
しかし、今回のケースでは「あと2週間」という期間の短さが大きなネックでした。

印刷会社としての本音と、お客様への想い

もしポスティングを実施するとなれば、今すぐデザインの打ち合わせをして、大急ぎで原稿を仕上げ、印刷機を回し、
それから配布スタッフを手配して……という怒涛のスケジュールになります。
どんなに私たちが急いで手配をしたとしても、実際に近隣の方のポストにチラシが入るのは、
見学会のほんの数日前になってしまう可能性が高い状況でした。

ご家族の週末の予定というのは、案外早くから埋まってしまうものです。
告知からイベント当日までの期間が短すぎると、「もっと早く知っていれば予定を空けたのに」という、
もったいないすれ違いが起きてしまうリスクがありました。

正直にお話ししますと、私たちも印刷会社ですから、チラシの印刷やポスティングのお仕事は喉から手が出るほどありがたいものです。
売上のことを考えれば「急いで特急でチラシを作りましょう!」とご提案するべきなのかもしれません。

でも、私たちの本当の目的は「チラシをたくさん刷ること」ではなく、「お客様の見学会を大成功させること」です。
せっかくのえいお家やき、一人でも多くの人に来てもらわんと全く意味がないちや、と強く思いました。

今回の最適解は「SNSの活用」でした

そこで私は、あえて「今回は印刷をやめませんか」と思い切ったご提案をしました。

代わりにお勧めしたのが、お客様が日頃から少しずつ運用されているSNSの活用です。
特に今回は時間が限られているため、待つだけではなく、SNSの「有料広告」を使うことをご提案しました。
SNS広告の最大の強みは、そのスピードです。
画像と文章の準備ができれば、すぐにでも地域の皆様のスマートフォンへ配信をスタートできます。

さらに、「見学会の会場から半径◯キロ以内」「住宅やインテリアに興味がありそうな年代」といったように、
細かなターゲットを絞ってピンポイントで情報を届けることが可能です。
限られた短い期間だからこそ、今すぐ情報を届けられるWEBの力が活きる場面でした。

「印刷会社さんに相談したのに、SNSを勧められるとは思いませんでした」とお客様は目を丸くして驚かれていましたが、
理由をじっくりご説明すると深く納得してくださり、今回はSNSに振り切って集客を進めることになりました。

「表現の相談所」として私たちができること

もちろん、紙の温もりや、手元にずっと残る印刷物の強みが活きる場面は数え切れないほどあります。
もし見学会まで1ヶ月以上の余裕があれば、間違いなく紙の手触りにまでこだわった特別な案内状やチラシをご提案していたはずです。
印刷にするか、SNSにするか、あるいはその両方を掛け合わせるか。
それは完全にケースバイケースです。

近森謄写堂は、70年の長きにわたり高知で育てていただいた印刷会社です。しかし、弊社が目指しているのは、単に紙にインクを乗せて納品するだけの仕事ではありません。お客様の抱えるお困りごとを根本から解決し、想いを最適な形で世の中に届ける「グラフィックサービス業」でありたいと願っています。

「こんなことを伝えたいんだけど、どうしたらいいかな?」
そんな漠然としたお悩みで全く構いません。高知の皆様の「表現の相談所」として、
老舗の安心感と新しい手法を織り交ぜながら、一番良い方法を一緒に探させていただきます。

何か広報や集客でお困りごとがありましたら、ぜひお気軽に近森謄写堂へお声がけください。
それでは、今日も一日、元気にがんばっていきましょう!