創業70余年、高知の印刷屋が変わる時。三代目が目指す「表現の相談所」への挑戦。

「印刷屋」を越えて、あなたの「表現」を支えたい。三代目・近森純一郎、ブログ始めます。

こんにちは。高知市で73年にわたり印刷業を営んでおります、近森謄写堂(ちかもりとうしゃどう)の三代目、近森純一郎です。

本日、2026年3月22日。心機一転、ブログという形で私自身の言葉を発信していくことに決めました。まずは最初のご挨拶として、なぜ今、老舗と呼ばれる私たちが新しい情報発信を始めるのか、その想いをお伝えさせてください。

約70年の歴史と、変わりゆく「印刷」のあり方

私の祖父がこの商売を始めてから、時代は大きく変わりました。かつての印刷屋は「いかに大量に、速く、正確に刷るか」が最大の価値でした。しかし、今の2020年代はどうでしょう。デジタル化が進み、誰もがスマートフォン一つで情報を発信し、ネット印刷を使えば個人でも手軽に安く印刷物が手に入る時代です。

正直に申し上げて、ただ「機械を回して紙にインクを載せる」だけの仕事であれば、私たちの存在価値は薄れていく一方です。時代の波は、私たちが当たり前だと思っていた「印刷屋の常識」を軽々と飲み込んでいきました。だからこそ、私は今、近森謄写堂のあり方を定義し直そうとしています。

目指すのは「グラフィックサービス業」という新境地

私たちが今、掲げているのは「グラフィックサービス業」への進化です。これは単に印刷物を作るだけでなく、お客様が抱えている「伝えたいけれど、どうすればいいか分からない」という困りごとを、一緒に解決していく仕事のことです。

たとえ最終的な形が「紙」でなかったとしても構いません。お客様の課題を解決するために最適な手段を提案し、形にする。そんな「表現の相談所」のような存在でありたいと考えています。老舗としての経験を大切にしながらも、従来の枠にとらわれない柔軟な感性を持ち続けたい。このブログは、その新しい挑戦の第一歩でもあります。

このブログでお届けしていきたいこと

これからこの場所では、大きく分けて4つの視点で発信を続けていきます。

まずは、経営者として日々悩み、考え、実践している等身大の姿です。高知という街で商いをする喜びや、これからの業界をどう見据えているのか、私の心の内を包み隠さず綴ります。また、印刷のプロとして、皆さんの販促活動や採用活動にすぐ役立つような、効果的な印刷物の活用アイデアも共有していく予定です。

同時に、意外と知られていない印刷の基礎知識についても、分かりやすくお伝えします。例えば「この紙とこの色の組み合わせは相性がいい」といった小さなコツを知るだけで、表現の幅はぐっと広がります。そして、普段はなかなか見ることのできない、私たちの工場の空気感や、新しい事業への研究の様子なども、写真とともにお届けできればと思っています。

「表現」に迷ったら、一番に思い出してもらえるように

このブログを通じて、これまでお世話になってきたお客様とはもっと深く繋がり、そしてまだお会いしたことのない皆様とは、新しい出会いのきっかけを作れたら最高に嬉しいです。

印刷機を持っているから凄いのではなく、お客様の課題を解決できるからこそ価値がある。その信念を胸に、日々を積み重ねていきます。もし皆さんが、何かを形にしたい、誰かに何かを伝えたいと願ったとき、「そうだ、近森謄写堂に聞いてみよう」と、一番に思い出していただける存在になれるよう頑張ります。

これから、どうぞよろしくお願いいたします。まずは気軽に、このブログを覗きに来てください。

有限会社近森謄写堂
代表取締役 近森 純一郎