初の展示会出展で気づいた「伝える」難しさ。近森謄写堂の新しい挑戦と、頼もしい仲間たちの話

みなさま、おはようございます!近森謄写堂の近森純一郎です。

いつもブログをご覧いただき、本当にありがとうございます。

さて、本日は先日開催された、弊社にとって「大きな一歩」となった出来事についてお話しさせてください。

実は7月8日から14日までの1週間、高知大丸本館4Fの”プラグスマーケット伝え場”にて開催されたトサコレ「紙と印刷・夏の水族館」〜紙もの市とお絵描きワークショップ〜に出展いたしました。弊社としては、初めての試みとなる「展示即売会」への挑戦です。


自慢のオリジナル商品を提げて、いざ高知大丸へ!

今回の展示会では、私たちがこれまで社内で温めてきた近森謄写堂のオリジナル商品を、たくさんのお客様にお披露目しました。

並べた商品は、私たちのこだわりが詰まったものばかりです。地元高知の魅力を詰め込んだ「土佐和紙を使用した大人の自由帳」や、高知の夏には欠かせない「よさこいグッズ」。さらに、弊社の「FISH事業部」が手がけた、お魚のしっぽのうちわ(真鯛Ver.と白甘鯛Ver.)、釣り人必携の「魚の自慢シール」など、バラエティ豊かなラインナップを展示販売いたしました。

普段は印刷物の製造やデザインの後ろ側にいる私たちが、こうして直接お客様と対面する場所に立つのは本当に新鮮な経験でした。売り場に自分たちの商品がズラリと並んだ瞬間は、言葉にできないほど嬉しく、同時に心地よい緊張感に包まれたのを覚えています。


伝えるプロでも悩む、自社商品を生み出す難しさ

私たちは普段、お客様の商品作りや広報のお手伝いをさせていただいています。お客様の「こんなものを作りたい」「これを伝えたい」という困りごとを解決する「グラフィックサービス業」として、最適な表現を形にすることには自信を持っていますし、それが私たちの得意分野です。

しかし、いざ「自分たちの会社の商品」をゼロから作り、それを世の中に発信するとなった瞬間、その難しさに愕然としました。「近森謄写堂らしさって何だろう?」「この商品の良さをどうやってお客様に届けたらいいのだろう?」と考えれば考えるほど、手が止まってしまうのです。

いつもお客様に「こうしましょう!」と提案している立場の私ですが、立場が変わるだけでこれほどまでに悩むものかと、身に染みて分かりました。まっこと、自社を客観的に見直すというのは難しいものです。でも、だからこそ、お客様が新しい挑戦をするときの不安やプレッシャーを本当の意味で追体験できたような気がします。自社を見つめ直す、非常に貴重な機会となりました。


夫婦のタッグと、圧倒された社内の「女性パワー」

この大きな挑戦を支えてくれたのは、何よりも身近な仲間たちでした。今回の商品作りにおいては、妻のFumiさんと私でそれぞれの得意分野を活かして役割分担をし、攻めてみることにしたのです。お互いの視点を掛け合わせた結果、思いもかけない良い収穫やアイデアが次々と生まれました。一人で抱え込まずに、異なる視点を混ぜ合わせることの大切さを改めて実感しています。

さらに、今回の展示会を通じて本当に驚かされたのが、社内の女性スタッフたちのバイタリティです。

会期前、ブースの設営中や会期中、妻のFumiさんと女性社員たちが「ああでもない、こうでもない」と楽しそうに、かつ真剣に作戦会議を繰り広げていました。

「Fumiさん、ここはもっとこう並べた方が可愛いです!」

「このポップ、私が作ってみますね!」

そんな風に、自発的にどんどんアイデアを出して形にしていく彼女たちの姿に、私はただただ圧倒されっぱなしでした。普段のオフィスでの姿とはまた一味違う、スタッフみんなの頼もしさと熱量。この女性パワーこそが、近森謄写堂の隠れた、いや、これからの最大の強みなんだと確信しました。会社としての新しい一面や、まだ見ぬ可能性をたくさん発見させてもらった、本当に実りある1週間になりました。


これからも高知の「表現の相談所」として、共に歩むために

今回の展示会を通じて、私たちは単にモノを売るだけでなく、「自分たちの想いを形にして伝える」という、お客様と同じ地平に立つことができました。

近森謄写堂は、70年続く老舗としての安心感を大切にしながらも、紙という枠組みにとどまらない提案をしていく「表現の相談所」でありたいと考えています。
お客様と同じ目線で悩み、考え抜いた今回の経験があるからこそ、今まで以上にみなさまの心に寄り添ったサポートができると確信しています。

「新しく自社の商品を作りたいけれど、どう形にすればいい?」「会社の魅力を伝えるにはどうしたらいい?」と悩んだときは、ぜひお気軽に近森謄写堂へご相談ください。みなさまの「表現したい気持ち」を、私たちが全力でお手伝いいたします。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!